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ピュアなヒト
最近気になる女性がいます。

女性といってもこの世に実在する人ではございません。

小説の中の人物です。

「鴨川ホルモー」という小説です。

近頃ドラマで放映されている「鹿男あをによし」を書いた万城目学さんが書いた小説です。

流行に取り残されまいと読み始めた小説でした。

読んだのは、半年以上前になるでしょうか。

今になってこんなことを書くのは、「鴨川ホルモー」に絡めた短編小説「ホルモー六景」をこの三連休で読んだからです。

気になるのは、「楠木ふみ」という女性です。

度を超えたピュアなところに惹かれます。

今までの人生を振り返ってみても僕の周りには存在したことがない女性です。

ピュアな女性は数多く存在すると思いますが、この楠木ふみは世間一般でカテゴライズされる「ピュア」なグループには属さないでしょう。

必要なこと以外は話さない、どこまでも寡黙でありながら、数学のことになると饒舌に話す人間です。

恋に関しては誰もが異論を唱えないほど臆病であり、恋の話題になると明らかに戸惑ってしまいます。

好きな人がいるのに気持ちを伝えられない楠木ふみ。

「鴨川ホルモー」ではその好きな人に気持ちを伝える楠木ふみの不器用さに惹かれました。

「ホルモー六景」では気持ちを伝える前の楠木ふみとそのピュアさに改めて惹かれました。

数学の問題を解くように恋はうまくいきません。

楠木ふみだけではなく、誰もが感じることでしょう。

僕は、数学の問題も思うように解けませんが。

自分の中にあるピュアな部分が楠木ふみに刺激されてしまったのです。

人には好みのタイプというものがありますが、実際に好きになるのは正反対な人間だったりします。

楠木ふみがこの世に存在したら、もしかしたら好きになっているのかもしれません。


度を超えたピュアな人間でピュアな恋を表現した万城目学さん。

必見です!!
by vitamin_water | 2008-02-11 21:21 | ふと思ったこと
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by vitamin_water
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